“天然志向な住宅リフォーム屋　アルファ・スタイルの日々”

梅雨真っ最中です。

今日はいつもよりすごしやすい感じがしましたが、
こんな時期はジメジメ湿気とかカビやダニが気になりますね。

先日、畳の表替えのご相談をいただき、
梅雨の晴れ間に無事工事を終わらせることができました。

築後十数年、１度表替えをされて、今回２度目のＮ様。

子どもさんや奥様がアレルギー体質で、
カビやダニも気になるというお話だったので、
一般的な畳よりもこだわった作り方をしている
”ほんもの畳”をオススメさせていただきました。

私は、今一般的に流通している畳が実際にはどんなものなのか、
アトピッコハウスのはなまる建材に出会って初めて知りました。

それまでは、青々とした畳こそ普通だと思い込んでいました。

でも実際には・・・
　　・青々とした畳の方が高級感があるからという理由で、
　　　お客さんに好まれるため、
　　　わざわざ青くするために着色剤で染められていること。

　　・当たり前のように抗菌、防虫加工されているのも、
　　　畳屋さんがサービスで、良かれと思ってしてくれているものの、
　　　実はすごい濃度の殺虫成分を含んだ防虫剤（化学物質）が使われていること。

　　・日本人の心の拠りどころとなるはずの畳の部屋、和室が、
　　　シックハウスの原因となりうること。


こんないろいろな現実を知ることになったのでした。

事実を知ってしまった以上、
今までのように”普通の畳”だけをオススメするわけにはいきません。

”普通の畳”と”ほんもの畳”の違いをお話しさせていただくことにしています。

最終的に選んでいただくのはお客様ご自身です。


今回Ｎ様のお宅では、
いつも使うリビングの一画にある４畳半は”ほんもの畳”に、
あまり使わない和室の６畳は”普通の畳”に決められました。

”ほんもの畳”の場合、
縁（ヘリ）は純綿のものが付きます。

通常、化繊の、緑色や金色のキラキラした感じのが一般的ですね。

それが、綿素材の落ち着いた、茶・からし・ねずみ・カモミール・サフラワーの
５色から選んでいただけます。

これも、お客様にとって楽しみのひとつになるかと思います。

Ｎ様はご家族で相談されて、カモミールに決められました。


工事の当日。

前もって家具を移動してくださっていたので、
畳の運び出しはとてもスムーズにいきました。



４畳半before



６畳before

畳を上げてみると、
以前畳工事をした際に敷かれた防虫シートが一面に…。



効力は１年ほど。

でも何も敷かない方が健康的

朝、畳職人が持って帰って表替えをして、
夕方、敷き込みして微調整して完了です。
１日で終わります。



敷きこみ中



４畳半after”ほんもの畳”



６畳after”普通の畳”

縁のカモミールの黄色が渋くてお洒落です

今回は特別に、”普通の畳”の縁にも同じ純綿のカモミールを付けてもらいました。

こんなお願いもできたりします(#^.^#)


運び込まれると同時にイグサの香りがプ～ンとします♪

懐かしい匂いです。

田舎のおばあちゃんちに行った時の匂い。

楽しみにしてくださっていたＮ様も、
とても喜んでくださいました。

私も、１軒のお宅で”ほんもの畳”と”普通の畳”を比べてみるのは初めてです。

どんな違いがあるのか、
Ｎ様に時々お尋ねしようと思います。

”ほんもの畳”と”普通の畳”を比べてみたい方、
リクエストください。

Ｎ様にお願いして見せていただくことができるかも!(^^)!

日本人のＤＮＡには、
畳の香りをいいと感じる心が染みこんでいるようです(^o^)／





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