田中優さんから教わったこと

あるふぁ・すたいる

2009年06月22日 21:37

ご存知の方も多いでしょう。

田中優さん。

脱原発やリサイクル運動からスタートし、

今では環境や経済、平和などの様々なNGO活動に関わっている方です。


最近では「未来バンク」という市民バンクや

ミスチルの桜井和寿さんや音楽プロデューサー小林武史さん、坂本龍一さんらと

「apバンク」の立ち上げに尽力されたことでも知られていますね。


そんな田中優さんの講演会に夫婦で出掛けてきました。

しかも、土曜日に別府、日曜日は中津 と2連荘で。

どちらも主催者が違うこともありメインテーマが違いました。

なのでしっかり2日分のお勉強。


化石燃料と戦争の関係  再生可能な自然エネルギー活用の大切さ

原発は要らない  オール電化はエコなのか?  お金の稼ぎ方・使い方・貯蓄の仕方


などなど、などなど・・・。

世界の状況や事例、詳細なデータ、具体的な解決策 といったモノを示しながらの講演は

2~3時間がアッ!という間に感じるほど引き込まれるし、面白いんです。


特に、環境問題と軍事を別に考えるくらいなら寝ていたほうがマシ という話しには

大きな衝撃を受けます

もしもコレから先、世界各国が努力してCO2排出を減らし、

地球温暖化を止められるところまで来た とします。

でも、その努力を一瞬で水泡に帰させてしまうのが戦争。

軍事で使う石油から排出されるCO2の量は

年間の国別排出量のグラフに入れたとすると

なんと第5位

これだけで各国の一般市民や心ある企業の努力など

全て無意味になってしまうのです


しかも、仮に

途上国の貧困を解消 世界中の兵器を廃棄 飢餓に苦しむ人々に1年分の食料を支給

世界中の全ての地雷を撤去 貧困地域の人々に安全な水と下水道を提供 


などなど、それこそ世界中の困り事を解決するのに

世界で使われている軍事費を使うとどうなるか?


たった1年分を使っても、まだ2000億ドル以上おつりがくる のだそうですよ


今の世界は、それだけ戦争にお金をつぎ込んでる ってことですね。

なんとムダで愚かなことでしょう

こんなことを教えてもらった以上、私も今まで以上に平和を願う気持ちを持ち、

自分に出来ることをしていこう と思います。



さて、その田中優さんは、健康でエコな住まいをすべての家族に提供しよう とする

非営利中間法人 天然住宅 の副代表でもいらっしゃいます。






中津での講演の後には懇親会があり、

そこでは家作りに関するいろんな話しをさせていただくことができました。

とてもとても勉強になりました

このことは、これからのアルファ・スタイルの活動にも大きく影響するでしょう。

先の展開が楽しみです



田中優さんはもちろん、とても有意義な時間をくれた友人のhisakoさんの気使い、

福岡の設計・デザイン会社の社長さんとの出会い、

その他 たくさんの人たちに感謝 の週末でした。





関連記事